先輩と同じ現場を担当しながら、 知識を磨く。
経験の浅い間は、現場の担当技術者として先輩につき、現場でのアシスタント業務を担当。先輩の指示を受けて現場の状況を撮影したり、工事に必要な材料を手配したりします。またスケジュールの進捗に合わせ、協力会社からやってくる現場スタッフの工程の調整なども行います。この段階で、電気工事に必要な基本知識や、現場管理を行う上で大事なコミュニケーション能力を養います。
キャリアがついてきたら、現場の副代表的な立場である現場代理人補佐として、より広い範囲での現場管理を行います。大卒後、3年の実務経験を経ると電気施工管理技士1級に挑戦できるようになりますので、資格取得に向け勉強するスタッフも徐々に増えてきます。しかし、資格があっても現場経験の少ないスタッフは、一人前とは言えません。やがて、現場代理人に指名され、現場を統括する立場となります。現場代理人となるまで、最低7~10年の経験が必要。現場代理人の業務を果たせるようになって、電気施工管理の分野ではようやく「一人前」です。
その先には、監理技術者があります。監理技術者は施工現場における技術水準に責任を持つトップの存在です。