多彩な製品で、
電力というインフラを支える。
「電力」が社会にとって極めて重要なインフラであることは、言うまでもありません。不測の事態が起こっても簡単にダウンしない安定性と、変容する社会ニーズに対応する革新性を併せ持ったこの巨大なインフラは、多彩な設備・機構・システムによって維持されています。
私は、中国電力およびそのグループ会社を主要顧客として、電力システムに必要とされる各種の装置・部品を提供しています。
現在、担当として主に取り扱っているのは光ケーブルや光多重装置、電源装置、伝送システム。これらに加えてエネルギー輸送用ケーブルも扱うようになりました。中国電力及びグループ会社は中国5県に事業所を抱えているので、各事業所を回って商談します。発電所など、納入した製品を実際に使用する現場に出向くこともありますよ。
豊富な情報で、
顧客・仕入先の双方を結びつける。
電力会社の各部門の担当者も、電力関連の設備・部品を製造するメーカーのエンジニアも、それぞれプロ。その仲介役となる長沼商事にとって最も大事なのは「情報力」です。
お客様の要望は、あまり具体的でないことも往々にしてあります。漠然とした思いに耳を傾け、実現のために必要な技術を見定める。それに合致した製品を造れる仕入先はどこか、吟味する。お客様のニーズと仕入先の技術の結びつけを行うには、豊富な情報が不可欠。情報感度の高さと情報収集力の厚さをベースとした提案があるから、プロ同士の有益な連携が実現するのです。情報の駆使によって、電力システムの維持・発展に貢献するのが、私たちの存在する意義です。
他のエリアで起こる動きにも
アンテナを張る。
日本には10社の電力会社があります。エリアが異なるだけで、やっていることはどこも同じだろうと考えがちですが、実は結構違いがあります。例えば、東日本エリアでは幅広く流通している製品・装置なのに、中国電力管内には全く入ってきていない、などのケースも珍しくありません。なぜか。お客様がそういった情報に触れていないからです。
他の電力管内ではどんな動きがあるか、といった情報をしっかり収集しておけば、新たな提案につながる可能性があります。お客様から「こういうことがやりたい」と要望された時、東日本で浸透している製品が活用できるかも…と、すぐに結びつけることができるのです。ですから、東京・大阪などで行われる電力関連の展示会には、可能な限り顔を出します。行ってみると「こんな製品があるのか」など、発見が多いですね。他エリアで部品を作っているメーカーにとっても、中国電力管内での取引が始まれば、事業が広がります。お客様にも仕入先にも、当社にとっても利益のあるトリプルwinの関係が構築できるわけです。
お客様の要望に応える情報を適切に発信し、頼りにされる。そんな提案を重ねていきたいと思います。