当社にとっての“原石”を
取りこぼさないように。
長沼商事の総務部は、現在8名。この人員で、労務管理、職場環境整備、人事制度見直し、考課制度、業務改善、採用、社員教育、福利厚生、資産・備品管理、社内行事といった多彩な領域をカバーしています。私もこの中のいくつかの業務を兼務して進めているのですが、中でも主に担当しているのが人材採用です。
求職者数を求人数が上回る「売手市場」では、当社の魅力をしっかりアピールしなければ、新卒学生に振り向いてもらえず、ダイヤの原石をとりこぼしてしまいかねません。とは言え、「誰でもいい」というわけではなく、長沼商事のカラーに合った人でなければ、長くイキイキと活躍するのは難しいでしょう。ウチに入社してもらうことが、長沼商事にとっても学生本人にとってもいいことなのか…といった点に重きを置きながら、学生と会うようにしています。
自分の言葉でないと、
伝わらない。
合同会社説明会や個別説明会、あるいは大学単位の学内説明会など学生との接点はいろいろですが、どの場であれ、常に私がファーストコンタクトを取ります。つまり学生は、私という人間を通して長沼商事という会社を見るわけです。そう考えると、私の役割はとても重要です。
採用業務をやり始めた当初は、自分では何も考えず、前任者がやってきた内容を踏襲しただけでした。会社を説明する資料も話の中身も、前任者の真似。それでは、学生に伝わりません。説明する本人が心から思うことを自らの言葉で話さないと、見透かされてしまう。そう気づいてからは「ウチの魅力は何だろう」「自分が学生に何を伝えるべきだろう」と、いつも考えるようになりました。そう意識し始めてからは、説明会が充実してきたと思います。
新人がイキイキ働く姿を見ると、
ホッとする。
説明会の時、話していて「また会いたい」と感じる学生に出会うことがあります。理由ははっきりわからないのですが、学生の持つ性格とか志向が、長沼商事の目指しているものにマッチしている、と感じるからでしょう。そういう学生が選考試験も受けに来てくれた姿を見ると、良かったなと思います。そして無事に内定し、入社してくれると、ホッとしますね。毎日会社に来て楽しく働いてくれている姿を見るだけで、その社員と出会えたことに対する感謝でいっぱいになります。
そんな彼らが順調に成長できるよう、教育環境を整えるのも私たちの役割。簡単ではないけれど、「この会社で働いていてよかった」と感じてくれる仲間のためだと思えば、やりがいは大きいです。しっかりした会社の姿勢と、それに基づく戦略がなければ、意味のある採用は実現できません。そのことを忘れることなく採用活動の質を上げていきたい。これからもいい出会いを生み出していきたいですね。